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人生後半戦☆ 来るべきアルツハイマーに備えて美貌・・・じゃない、【備忘録】をカテゴリー毎に! 卵が先か鶏が先か?仕事の気分転換に趣味をつくるのか、趣味の為に働いて稼ぐのか?たぶん後者だね

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先日のブログでちらっと出ましたが・・・ヨコハマメリー、実は3回も見てしまいました。
なんか、残るものが多すぎて・・・

書かなくてはいけないと思いながら、自分が何を感じたのかもうまく説明できない・・・。

格差社会や経済の先行き不安、物価上昇、地球温暖化など、そりゃあ「たいへんな時代になってきた」と思いますが、戦中戦後から高度経済成長を見てきた人のホントの「生」の重みって凄いですね・・・。

メリーさんは、娼婦です・・・。
生きるために、そして、愛にも生きた・・・。
メリーさんは自分のことは何も話さない。プライドと誇りが高く、一人で強く生きてきた。ホントの自分は白塗りの化粧の下に隠して・・・。
70歳になっても街に立ち続けた・・・。その生き方しかできなかったからなのか・・・、いつか最愛の人に再び逢うためか・・・、ただハマが好きで離れられなかったのか・・・
気味悪がり、「病気」「頭がオカシイ」と言ったヒトも多かった・・・。が、ハマの住人の何人かは決してそうではないことを知っていて、一定の距離を保ち見守っていた。距離を狭めようとするとメリーさんが拒絶することも知っていた・・・それは自分の仲間だと思われないようにとのメリーさんの気持ち・・・。

占領下の日本、生きていくということ、愛、偏見、孤独、時代の流れによる街の変遷・・・

荷物ひきずりながら歩く曲がった背中、疲れた姿・・・。
しかしながら凛とした立ち居振る舞い、丁寧な言葉使いをし、世間に媚びない。

映画は、やはりハマの顔(?すみません、存じ上げませんでした)であるシャンソン歌手の元次郎(がんじろう)さんを中心に進行する。この映画の時点で末期癌に侵されているが、メリーさんを一番理解し、また、支えた、もしかしたら気持ちの上では支えあった方である。

メリーさんは横浜から姿を消したが、元次郎氏は消息をたどり、彼女が故郷に帰っていることを知ると、自宅宛てにメリーの為の物品を送った。その後彼女が施設に入所すると、今度はその施設宛てに送った。

自分の名前も顔も覚えてくれないだろうとさえ彼は思っていた。それでいい、あの人は「心の母」なんだからと。
しかし・・・メリーさん自身から元次郎さんに手紙が届いた。決して誰にも自分を開かなかったメリーさんから・・・。
手紙には二人の出会いから始まって、元次郎さんの歌のこと、横浜で受けた親切、故郷に帰ってから送って貰った品のことなど、きれいな文字でことこまかに書かれていた。頭がおかしいどころではない。厚い白塗りの下から、メリーさんはすべてを見ていた。すべてわかっていたのである。

一生のほとんどを覆った仮面を外し、施設で余生をおだやかにすごすメリーさん。
元次郎の歌に聴き入りながら、おそらくそれまでの街娼の人生を思い出しながらも自分の生き方には恥じていないであろう、おそらくステキな思い出を頭に浮かべてゆっくりうなずきながら遠くを見つめるメリーさん・・・。
すごくやさしいキレイな顔をしていた・・・。

2004年に元次郎氏が他界、翌2005年にメリーさんもお亡くなりになったそうです。

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